ハエで実験!記憶力が高まるタイミングって?
数日前、新聞に掲載されていて、我が家で話題になったことがあります。
それは、「空腹の方が、記憶力が向上することが、ハエの実験で分かった」ということ。Yahoo!ニュースでも取り上げられていたので、ご覧になった方も多いかもしれませんね。
経験的に、「お腹がいっぱいだとぼんやりしちゃうよね~」というのは分かりますし、「満腹だと、胃に血液が使われてしまって、脳の働きが鈍くなるらしい」なんてことも聞いたことがあります。(正誤不確定です。^^;)
何だか面白い記事だったので、子どもたちにも「ねえねえ、これ読んでみて~」って話してたんですよ。「夜ご飯を食べる前に、宿題した方がいいみたいだね~」なんて。^^
それにしても、「ハエに記憶力ってあるの?ハエの実験だけど、ヒトも同じって言えるの?」って思いますよね~!
新聞では短い説明だったけれど、雑誌「ナショナルジオグラフィック」の公式サイトにくわしく書いてありました。^^
長期記憶の仕組みは、ショウジョウバエから哺乳類まで同じ!
記憶力アップの仕組みをこの実験で明らかにしたのは、京都医学総合研究所の平野恭敬主任研究員や齊藤実参事研究員、首都大学東京などの研究グループ。
実験の詳しい内容と結果は、ナショナルジオグラフィックのサイトを見ていただくことにして、私が驚いたのは、「ハエもヒトも記憶の仕組みは同じ」ということ!
長期記憶をするときに、脳の神経細胞には、「CREB」というタンパク質が必要で、その記憶のメカニズムは、ショウジョウバエもヒトも同じなんですって!(他にも「CBP」「CRTC]というタンパク質も重要だそう)
そうなんですね~!マウスとか、哺乳類と同じならまだ分かるけれど、記憶力アップの秘訣が、ハエと同じだったなんて・・・。^^;
空腹すぎると、ダメ!
記憶していたハエの割合が高いのは、9~16時間絶食した場合だそう。
ただし、空腹が過ぎる(飢餓状態)と、食べ物の報酬記憶だけ残って、他のことは記憶できなくなるそうですよ。(それは、そうですよね。ホントに飢えてたら、ダメ・・・。^^;)
なので、「空腹で記憶力をあげる時には注意が必要だ」ですって。
やっぱり、「夕食前に勉強しておいた方がいい」程度で、子どもには話しておいた方がいいのかもしれませんね。^^